次世代の九州がんプロ養成プラン

修了者の声VOICE

佐賀大学・臨床腫瘍医師養成特別コース 平成29年度修了者

現職 佐賀大学医学部呼吸器内科・臨床協力医

渡邉 直美(佐賀大学) 医師

私は、2017(平成29)年度に、佐賀大学医学部医学系研究科の「がんプロフェッショナル養成コース」を修了しました。

近年、診断技術や薬物療法の発展により腫瘍診療に従事する者は、より深い遺伝子学的な知識や、臨床薬理学的な知識が求められております。私が本コースに入学したのは、腫瘍内科医としての基本的な知識を習得するとともにトランスレーショナルリサーチを行う経験を得たいと考えたからです。

在学中は専門分野である原発性肺がんに関する研究活動を行いながら、臨床においては、2014年4月から2015年3月までは呼吸器内科医員として主に原発性肺がん、原発不明がんの患者の診療に従事し、その後2015年4月から2016年3月までは腫瘍内科助教として主に消化器がん、膵がん、胆道がん、原発不明がんの患者の化学療法に従事しました。また院内のプロトコール委員会予備審査委員として、新たな化学療法プロトコールの申請があった場合に、そのプロトコールの妥当性、安全性等の検証を行いました。在学中に主治医あるいはチーム医療の一員として薬物療法に関わった癌腫は多岐に渡り、またがん診療に関するコンサルテーションも多数経験いたしました。

本コースを修了して、専門の呼吸器内科のみならず腫瘍内科としての基本的な知識や経験を得ることができました。今後は、本コースで学んだことを活かして、地域のがんの患者様に適切な治療をお届けできるよう頑張っていきたいと思います。

(2018(平成30)年9月掲載)

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