次世代の九州がんプロ養成プラン

修了者の声VOICE

長崎大学 がん地域貢献医師・歯科医師養成コース 令和2年度修了者

現職 重工記念長崎病院 歯科・歯科口腔外科・医長

徳久 美都子(長崎大学) 歯科医師

私は2020(令和2)年度に長崎大学の「がん地域貢献医師・歯科医師養成コース」を修了しました。

私は2015年に歯科医師国家試験に合格し、一年間の研修医期間を経て長崎大学病院口腔顎顔面外科室に入局しました。 長崎大学病院では一般歯科で治療困難な疾患を持つ患者さんや口腔がんの患者さんが多数いらっしゃいます。そんな患者様と接するうちに医科歯科連携の大切さを実感し、また自身の見ているがん患者さんの治療をする上でもっと知識を深める必要があると思いこのコースを選択しました。 研究テーマは免疫関連細胞におけるRab44の発現分布は細胞の分化と刺激によって変化するという題で基礎研究を行いました。Rab44はまだ発見されて日が浅いため、直接的ながんとの関連はまだわかっておりませんが、炎症細胞との関連性が示唆されていることを考えると、慢性炎症に関連したがんの発生にも関与しているのではないかと考えております。 また、一か月ほど対馬病院で研修をさせていただき口腔がん以外のがん患者さんの治療も診断から見学し、大変貴重な体験ができました。

現在私は重工記念長崎病院歯科口腔外科の医長として勤務しており、口腔がんの患者さんもフォローしております。これまでの経験を活かし、早期発見・治療を行える歯科医師でありたいと思います。

(2021(令和3)年8月掲載)

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