私は、2019（令和元年）年度に、九州大学大学院薬学府の「がん専門薬剤師養成コース（博士課程）」に入学しました。

私は、博士課程に入学してからがんと痛みについての研究をおこなっており、将来的には病院薬剤師として勤務し、がん専門薬剤師を取得したいとの思いから本コースを受講しました。博士課程に在籍中ということもあり、本業である研究に注力しながらのコース受講に少なからず不安もありましたが、「九州がんプロ養成基盤推進プランコース」ではe-learningでの受講も可能であったため、学会発表や研究の合間を縫って専門的な知識を身につけることができました。また、オンライン開催ではありましたが研究成果発表会もあり、薬学とは異なる視点からがんについての知識を得ることができました。

現在、私は九州大学病院で薬剤師として勤務しています。今後も本コースで得られた知識を活かしつつ、がんについてのさらに広い知見を深め、得られた知識を臨床にフィードバックできるよう精進いたします。

最後に、お忙しい中指導してくださった先生方に心よりお礼申し上げます。

（2023（令和5）年8月掲載）