コース内容COURSE
九州大学がん予防とプレシジョンメディシンを目指す小児腫瘍学コース(正規課程)
- 大学名等
- 九州大学大学院医学系学府医学専攻
- 教育プログラム・コース名
- がん予防とプレシジョンメディシンを目指す小児腫瘍学コース(正規課程)
- 対象職種・分野
- 医師
- 修業年限(期間)
- 4年
- 養成すべき人材像
- がん経験者、特に小児がんでは、疾患自体と治療による身体的・精神的・社会的な負荷があり、これに対応する専門人材が必要である。また二次がんや遺伝性腫瘍の頻度も高ため、がん経験者と血縁者のがん発症予防を担うことも望まれる。さらに全ゲノム検査を含むゲノム検査情報に基づき、成人を含むがんプレディスポジションを有する個人に対するスクリーニング、主に小児の非腫瘍性の遺伝性疾患への理解を有する人材が望ましい。
- 修了要件・履修方法
- 必修科目22単位以上、選択科目12単位以上、合計34単位以上の習得および臨床研究の経験、試験に合格すること。
- 履修科目等
- <必修科目>
低年次共通科目(1単位以上)、臨床研究専門教育科目(1単位以上)がん専門医師養成共通教育科目(次世代の臨床腫瘍学総論、次世代のがん予防医療など)(2単位以上)、実習科目臨床腫瘍学実習(12単位)、博士論文演習科目(6単位)など計22単位以上
<選択科目>
専攻コア統合科目 がん専門医育成コース入門(1)〜(4)(4単位)、専攻コア選択科目(8単位以上) - がんに関する専門資格との連携
- 日本小児血液・がん学会 小児血液・がん専門医、日本小児外科学会 小児外科専門医、臨床遺伝専門医制度委員会 臨床遺伝専門医の研修施設として認定されている。
- 教育内容の特色等(新規性・独創性等)
- 九州大学病院は九州で唯一の小児がん拠点病院であり、遺伝的要因の強い小児がん症例が多く集積されるため、がん経験者および血縁者を対象としたがん予防についての専門知識を得る機会は多い。また同院はがんゲノム医療中核拠点病院として九州の各大学との連携関係も構築しており、ゲノム医療に関連する遺伝性腫瘍の予防についての教育も効率よく実施できる。
- 指導体制
- 講義、演習、実習、研究は、小児がん拠点病院及びがんゲノム中核拠点病院である九州大学において、本プラン所属の教員および関係講座所属の教員の協力体制にて実施する。
- 修了者の進路・キャリアパス
- がん診療連携拠点病院において予防、診断、治療、緩和、長期フォローアップに至るまで、多岐にわたる小児がん診療を実践できるとともに、独自の視点を持った研究の遂行や治験・臨床試験を立案・実践できる医師として活躍できる。
- 受入開始時期
- 令和6年4月
- 受入目標人数
※当該年度に「新たに」入学する人数を記載。
※新規に設置したコースに限る。 - R5年度
- 0
- R6年度
- 1
- R7年度
- 1
- R8年度
- 1
- R9年度
- 1
- R10年度
- 1
- 計
- 5
- 受入目標人数設定の考え方・根拠
- 福岡県および隣県の11(福岡県6)の小児がん拠点・連携病院に小児血液・がん専門医を2人ずつ配置することを目標にすると小児血液・がん専門医14人(福岡県11人)のため今後6年間で小児血液・がん専門医を5人養成する。過去の大学院志願者数及び入学ニーズ調査から毎年度1人の志願者が見込まれるため、受入れ目標人数を5人と設定。
- 連絡先
- 九州大学医系学部等事務部総務課
ijsganpro@jimu.kyushu-u.ac.jp